私たちが建物や住宅のなかで、どの部屋でも電気を使うことができるのは、電力会社から供給されている電気を電線やケーブルなどを伝って建物内に引き込んで配線を行う工事を「電気の引き込み工事/引込線工事」といいます。

今回は、この電気の引き込み工事（以下、引込線工事）について簡単のお話をしたいと思います。

たとえば、新たに建設された建物で電気を使用する場合、電柱に引込金具を取り付けて低圧ケーブルを敷設することによって建物の分電盤まで電気がやってきて、建物内部に設置された配線を伝って電気を使用することができます。

引込線工事には、単相2線式、単相3線式、三相3線式、高圧引き込みといった方法があり、現場に合わせて、PAS工事、引き込み柱工事、低圧引き込み工事などの電気工事が行われています。

ちなみに、これらの引込線工事は電気工事士など資格の保有者でなければ作業に関わることはできません。電気工事士はそのスキルをさまざまな現場で生かすことのできる国家資格です。

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